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    No.9

    73: ◆ZNu8Njzg7M:2022/12/05(月) 23:47:34 ID:lfGCOn4w0



    『ああ。』
    『太陽だったのだ。』
    『確かにそれは、太陽だったのだ。』


     これは太陽に焼かれる男の話。


    「俺が書いてお前らが売りさばく、下劣な駄文だ」

     自分の作品を唾棄する作家と、


    「照出麗奈、二五歳です! デレって呼んでください!」

     彼の作品を愛する女の話。



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    74: ◆ZNu8Njzg7M:2022/12/05(月) 23:47:54 ID:lfGCOn4w0





    『お前がお前の木を愛するように、お前はお前を愛してあげなくっちゃいけないよ』

    『お前にしか癒してあげられない人々が、お前の小説を待っているんだから――』




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    75: ◆ZNu8Njzg7M:2022/12/05(月) 23:48:26 ID:lfGCOn4w0





    ――――『あはっ、先生!』




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    76: ◆ZNu8Njzg7M:2022/12/05(月) 23:48:52 ID:lfGCOn4w0





    それは砕けし無貌の太陽のようです

    https://reiwaboonnovels.fc2.net/blog-entry-444.html




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