No.12
95: ◆qMXc1B2AU6:2022/12/07(水) 18:01:46 ID:41G67xw60
テレビのCMを見ながら、わたしはポツリと思いました。
ミセ*゚ー゚)リ「最近、映画観てないなぁ……」
ミセ*゚ー゚)リ「でもなんか気疲れじゃないけど、2時間映像を観るのがしんどい時があるんだよね」
映画は嫌いじゃありません。ただ、観たい映画を探して、レンタルして、再生して──というだけでなんだか疲れてしまって、スマホで何になるわけでもない情報を探すだけに留まってしまう。同じ2時間なら、映画を観た方が有意義なのはわかっているのですが。
96: ◆qMXc1B2AU6:2022/12/07(水) 18:02:07 ID:41G67xw60
(゚、゚トソン「そんな我儘ガールミセリ、略してワガーリにおすすめの作品がありますよ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「びっくりしたぁ、どうしたのトソンちゃん。なんかテンション高いね?」
(゚、゚トソン「 https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1634396491/-100 」
97: ◆qMXc1B2AU6:2022/12/07(水) 18:02:34 ID:41G67xw60
トソンちゃんが教えてくれたスレを覗いてみます。
ミセ*゚ー゚)リ「なぁに、これ」
(゚、゚トソン「映画が観たい気はするけどなんとなくな…なミセリに!うってつけですよ!」
トソンちゃんのテンションはこの際放っておくことにします。たまにタガが外れる子なので。
わたしは、1スレ目を読み始めます。
(゚、゚トソン「子供たちのひと夏の大冒険のような、素敵なお話ですよ。読み終わったあと、映画を一本観たような満足感があるのです」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
文字が、文が、流れるように頭に入ってきます。見てもないのに映像が頭の中で流れているのです。
(゚、゚トソン「ああ、そうそう。タイトル……というより特別なおまじないを教えておきますね」
「 ほまいに ほまいに まるたすにむす
ほまいに ほまいに まるたすにむす 」
98: ◆qMXc1B2AU6:2022/12/07(水) 18:03:07 ID:41G67xw60
ミセ*゚ー゚)リ「……え、ごめん今何か言った?読むのに夢中で聞いてなかった…」
(゚、゚トソン「ええ!ええ!そうでしょうそうでしょう!」
トソンちゃんがニッコリ笑って何かを言っています。わたしは文章を追う目を止められません。視界の端で何かが動いた気がしました。トソンちゃんかも、しれません。わたしはもう、話に夢中で何も気付くことは出来ません。
ほまいに ほまいに まるたすにむす
ほまいに ほまいに まるたすにむす
どこかで聞こえた気がします。いえ、読んでいるわたしの声かも。
ほまいに ほまいに まるたすにむす
ほまいに ほまいに まるたすにむす……
99: ◆qMXc1B2AU6:2022/12/07(水) 18:03:33 ID:41G67xw60
( ^ω^)ほまいに ほまいに まるたすにむす(ω^^ )
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